具体化して「考える力」を鍛える
■活動日 2024年10月24日(木)
■学 年 1年生
この日は1年生の探究の授業でした。SOLANの探究学習は「自分で創る学習」と伝えているので、自分のやることは子どもたち自身で決めています。1年生はほとんどの子どもが<みつける>または<しらべる>の活動に取り組んでいますが、中には情報をたくさん集められたので<まとめる>の活動や、先生や保護者サポーターに調べた内容を伝えたいと<つたえる>の活動に取り組む子どももいます。この日も1年生のいろいろな活動の様子を見ることができました。
多くの子どもたちが教員や保護者サポーターと一緒に本を探したり、図鑑を読んだりしながら動物や昆虫、乗り物など、自分のテーマに関する調べ学習を進めていました。他にもビーズを使ったアクセサリー作りや、理科のキットでの実験などに取り組む子どももいました。また、テーマを決めていない子どもたちは、興味をもった本を手に取って読んでみたり、イメージマップを活用したりして活動に取り組んでいました。
1年生の子どもたちは、自分が調べたいテーマを決めていても、それが「新幹線」や「トカゲ」、「植物」など、大まかな内容になっている場合がよく見られます。『新幹線の何を調べたいのか』、『トカゲの何を知りたいのか』、『たくさんある植物の中からどの植物が気になるのか』と、教員や保護者サポーターが声をかけて子どものもった問いを明らかにするサポートをしています。対話をして明確になったことは紙に書き出すなどをして、探究計画カードで活動計画をより具体的にしたり、情報カードの内容をさらに深めたりすることへ繋げていきます。子どもたちがもつ探究心をさらに育み、思考を広げていくためのサポートを、継続的にコツコツと取り組んでいきます。