貴重な意見交換の機会
■活動日 2024年10月17日(木)
■学 年 4年生・5年生・6年生
この日の探究学習は、教員から子どもたちの意見を聞きたい2つの議題があったため全体ミーティングからスタートしました。1つは、第2クォーターに子どもの意見としても挙がった「SOLANミニゼミ」の開催のお知らせです。昨年度のように全体で1回、たくさんの分野のテーマを取り上げて行う形ではなく、今回はいくつかのテーマだけを数日に分け、希望する子どもが参加をする形で行います。初回のミニゼミのテーマは財政、スポーツ科学、理科の3つです。その他にもどんなテーマのミニゼミを希望するかを子どもたちに聞くと、いろいろな意見が挙がりました。子どもたちの興味・関心が、実に様々な分野へ広がっていることがとてもよく分かりました。
もう1つの議題は、料理グループの活動内容や安全管理についてです。調理も実験の1つと考え、事前に計画書をきちんと書くことを子どもたちに促しました。そして、調理した物の試食について、教員と子どもたちとで議論を行いました。現在の試食の課題である「アレルギーのある子どもへの配慮」と、「試食のために多くの人が集まり、活動に集中できない状況が生まれる」という2点について、教員からは「コルドンブルー(調理室)には、料理グループのメンバーだけが入る」、「試食は子供ではなく教員や保護者サポーターが行う」という案を提示しました。子どもたちに意見を求めると、いろいろな観点での意見がたくさん挙がりました。活動の時間が少なくなってしまうくらいに議論が白熱してしまったため、この場では結論に至りませんでした。
こうして探究活動について全体で議論をする機会は多くはありませんが、子どもたち自身でも探究活動を全体的により良いものにしようと考えていて、とても良い機会だったと感じました。教員にも子どもたちにもそれぞれの想いや考えがあるので、それらがピッタリと合うことは難しいです。だからこそじっくりと話し合い、今はどんな方法がベストなのか、引き続きみんなで考えながら探究活動の学習環境作りにも取り組んでいきます。