今やっていることは何のため?
■活動日 2024年10月11日(金)
■学 年 4年生・5年生
第3クォーター最初の4・5・6年生の探究授業は、6年生が修学旅行のため2学年でのスタート。テーマ別のグループに分かれてそれぞれ授業をスタートをしました。前回の第2クォーター最後の授業で、夏休み中に取り組んだ活動を発表してくれた子どもたちのように、夏休み中にどこかへ行ったり、何かを調べたりして、面白いものを見つけることがなかったかをグループ内で出し合い、お互いに情報交流を行いました。
その後はグループごとに個々の活動とルーブリックを設定して活動を始めました。自分が決めたテーマ、自分が考えた活動計画に沿って、その日にやることは子どもたち自身が決めますが、iPadを使って調べ学習に取り組む子どもがほとんどでした。iPadで調べた内容を教員に見せながら対話をして、新たな問いを見つけようとする子どもや、ソクラテスラボのYogiboでリラックスをしながら思考を整理する子どもの姿が見られました。ゆったりと思考を巡らせるためには、それに適した環境が必要なので、SOLANでは子どもたちのニーズに応じた学習環境作りにも力を入れています。
スポーツや料理のグループでは、引き続き実践をして調査に取り組む子どもがたくさんいました。知りたいことを調べようと積極的に活動に取り組む子どもたちの姿勢は良いですが、一方で「活動をすることが目的になっていないか」と懸念される様子も見られるようになっています。他の学年にも同じことが言えますが、特にスポーツや料理、科学系の分野をテーマとしている子どもたちは、実践・実験をしたこと自体で達成感や満足感を味わえるため、それがゴールになってしまいがちです。その実践・実験を通して「今やっていることは何のためなのか」、「何を明らかにしようと考えているのか」という点こそが重要である、それを子どもたちへ伝えて理解させることにこだわって支援しています。