<つたえる>をやってみよう!
■活動日 2024年9月12日(木)
■学 年 1年生
1年生の探究活動でも「交流会」の日を迎えました。これまでの活動の中で、1年生の子どもたちが本格的に<つたえる>に取り組むのは今回が初めてです。テーマについて調べ終わったという最終発表ではなく、「今こんなことをやっているよ」と活動内容を友達や教員に伝えるための発表です。8つのグループに分かれてルーブリックを設定し、各自で発表の練習を行ってから交流会を始めました。
自分の活動内容をまとめたスライドを見せながら発表をする子どもたちの姿は、実に活き活きとしていました。緊張した様子を見せる子どももいましたが、全員の子どもが発表をすることができました。活動の途中報告のためスライドや発表の精度を重視していませんでしたが、「なぜ調べたいと思ったのか」というテーマ設定の理由から、調べてみて「分かったこと」、「思ったこと」まできちんとまとめられていました。また、伝わりやすくなるよう写真や動画を加えている子どももたくさんいて、その精度の高さに驚きました。
友達が調べていることを知った子どもたちは、発表を聞いた感想や質問を伝え合いました。たとえば生き物について発表した子どもには、写真を見ながら『どこに目があるの?』、『毒はどこから出るの?』などの率直な質問がたくさん出ました。質問を受けた子どもも写真を指しながら『目はここにあって、毒はここから出る』と、丁寧に説明し、調べて学んだことがしっかりインプットされていることが分かりました。他にも、『恥ずかしいかもしれないけど、もうちょっと大きい声で発表するといいよ』と、友達にアドバイスする場面も見られました。
発表を終え、この日の最後の活動のまとめの時間では、各グループで「もっと良い発表をするにはどうしたら良いか」と意見交換を行いました。今回は活動の途中報告でしたが、3月には1年間のまとめを伝える発表会を行います。次の機会で今回の経験を活かせるよう、<つたえる>の活動でやってみたこと、気づいたこと、次にやりたいことなどを記録しました。友達の活動内容を知ったことで、これからの1年生の探究活動に変化が見られるのかどうか、とてもワクワクした気持ちで見守っていきたいところです。