たくさん交流をしよう
■活動日 2024年9月5日(木)
■学 年 4年生・5年生・6年生
この日はテーマごとのグループの活動場所で授業が始まりました。引き続き子どもたちそれぞれの活動計画に沿って学習に取り組みましたが、次回9月12日(木)の授業で行う「情報交換会」に向けた活動を取り組む子どももいました。まずは活動をスタートする際、各グループの担当教員が子どもたちに「情報交換会では何をどのような方法で伝えるのか」をヒアリングして情報交換会の準備を進めました。
今回の「情報交換会」は、完成させたものを発表するのではなく、子どもたち同士や、教員、保護者サポーター間での情報交流を通して“自分の探究活動をどのように深めていけば良いか”と、新たな気づきや考えが見出せたら良いと考えています。それでも、自分の活動をみんなに知ってもらいたいという想いからか、スライドの作成やデータ収集、実践の記録などを熱心に行っていました。
SOLAN第二拠点作りのチームは、教員や保護者サポーターと一緒に空きスペースを借りるために「せと末広町商店街」へ向かいました。最盛期には瀬戸市の中心市街地でも最大の商店街だったノスタルジックな街並みが続くこの場所で、10月から12月までの3ヶ月間、実験的に毎週金曜日に部屋をお借りして、子どもたちは「自分にできることが何か」、「自分たちの実現したいことは何か」を考えながら活動計画を立てていきます。
そして、この日は5月にSOLANで講演をしてくださった大学生・谷さんのお友達で、高校生の宮田さんがSOLANの探究学習を見学しに来てくださいました。彼女は公立の小中学校の改革を描いたドキュメンタリー映画を見て、宿題や通知表があること、大学受験に向けて先生の話を聞くことが中心の日々に疑問を抱き、公立高校から通信制高校に転校しました。この映画の自主上映会を企画するなど、ご自身の活動に取り組んで感じたこと、気づいたことなどをSOLANの子どもたちとの対話を通して教えてくださいました。
学校以外の場所での交流、来校してくださったお客様との交流、そして友達同士での交流と、それまでの自分にはなかった新しい刺激に触れる機会が子どもたちにはたくさんあります。そこで知り得たこと、感じたこと、分かったことを探究活動に取り入れ、ますます深い活動になっていくことに期待しています。