子どもの熱意は大人を動かす
■活動日 2024年7月23日(火)
■学 年 4年生・5年生・6年生
4・5・6年生の探究学習は、子どもたち自身でその日にやることを決め、コツコツとじっくり調べ学習を進めています。分からないこと、困ったことがある時は、教師に相談をし、対話を通して課題解決をしています。中には子ども同士で相談をし合ったり、アドバイスをし合ったりする様子もありました。
新しく動き出した2つの取り組みも、着々と前へ進んでいます。「SOLAN探究人材バンク」は、子どもたち自身でのアクセスが可能になりました。さらに使いやすくなるように適宜修正をしながら運用をしていくことや、登録をしてくださった皆様にどのようにサポートの依頼をするのかの説明を行いました。スタートしたばかりの取り組みですが、試行錯誤をしながら子どもたちの探究学習の支えになるよう運用していきます。
また、前回の活動で理事長へのプレゼンを行った「SOLANの第二拠点作り」のメンバーたちは、全体に向けて現状報告をしました。この活動が生まれたきっかけ、目的、活動したいこと、現地視察の様子などを話してくれました。その後、再プレゼンを成功させるために、メンバー同士で改めてこの活動の意味や目的を考え、意見交換をしていました。
積極的に活動に取り組む子どもたちの熱意は、教員や保護者サポーターにも確実に伝わっています。この日の活動後、SOLANの探究学習のWebサイト「We are SOLAN Inquirers!」に、ある保護者サポーターの方がご自身の想いを投稿してくださいました。
末広商店街に計画しているソラン第二拠点のチームは、前回商店街内の物件を見に行き大家さんから色々話を聞き、理事長へ第1回プレゼンまで実施しましたが、普段の勢いや思いの強さ、拠点での計画などの説明がうまく伝わらず、プレゼンを再チャレンジすることになりました。チームでプレゼン内容をもう一度きちんと考えよう、とアイデアをそれぞれ出し合うものの、コンセプトを伝えるための言葉がうまく意見がまとまりません。理事長から指摘された、「楽しく地域貢献になること、って何?」というところで、どんどん難しく考えてしまい、皆悩んでしまっていました。 サポーターの振り返りの場で、「学校の中では出会わない人たちと出会って何が起こるか、どんなことができるか、想像するだけでワクワクする。とりあえず商店街に出て行ってやってみながら考えたい、というのでいいのでは?」という意見が出ました。色々考えるより、皆がキラキラした顔でそんなふうに熱意を伝えてくれたら、私だったら「いいですよ!」と言ってしまいそうです。 さて理事長のカベをどんなふうに乗り越えるのか、次回も皆の熱意を伝える手伝いを楽しみたいと思います。
悩みながらも前に進もうとする子どもたちの活動を、保護者サポーターのみなさんはいつも細かなところまで目を配り、温かくサポートをしてくださっています。みなさんの支えがあってこそのSOLANの探究学習であることを心から実感します。いつも本当にありがとうございます。