“やってみたい”に挑戦する子どもたち

■活動日　2024年7月12日(金)
■学　年　4年生・5年生・6年生

　この日も継続して、子どもたちそれぞれの計画に沿って活動を進めました。前回の活動の記録を振り返りながら自分で活動内容を決め、ルーブリックを設定して活動に取り組みました。まだテーマを決めていない子どもは教員が対話を行い、興味があること、もっと知りたいと思うことを一緒に探しました。

　体育館ではスポーツ分野をテーマにした子どもたちが、実際にボールを投げたり蹴ったりして、その記録を取りながらいろいろと調査をしていました。ドッジボールをテーマにしている子どもからは、『公式球を使って活動をしたい』と事前に教員へ申し出がありました。安全面への配慮を約束することを条件として許可をもらい、公式球を使って活動をしました。また、7月24日(水)に行うイベント「夏の研究発表会」で、『自分で制作した絵本を販売したい』と、初めて印刷・製本業者へ発注をする子どももいました。自分の探究活動を自分で創り上げるために、自分が“やってみたい”と思ったことを教員に相談して行動しようとする主体的な子どもたちの姿が見られました。

　活動後の教員と保護者サポーターとの振り返りでも、『子どもなりに活動の進め方が見えてきている』、『活動内容のレベルが高いチームがある』、『チームでお互いに役割分担をして調べ合っている』など、子どもたちの頑張りをしっかり捉えている意見が保護者サポーターからだされました。一方で、『一歩を踏みとどまってしまう子もいる』という声もありました。そういう子どもにもしっかり寄り添うサポートが必要だと、サポーターたちも改めて学びを得た一日でした。