探究の時間は楽しいですか?
■活動日 2024年5月31日(金)
■学 年 5年生・6年生
この日は兵庫県明石市にある青楓館高等学院の第一期生、谷 早帆子さんが<挑戦したら見えたワクワクする世界>というテーマで、5・6年生の子どもたちへ向けてお話をしてくださいました。現在大学一年生の谷さんが、これまで自分の歩んできた道を振り返り『いろいろな挑戦をしてみたら、いろいろな世界が見えた』と、ご自身のエピソードから「挑戦をすることの素晴らしさ」を子どもたちに話してくださいました。
講演の冒頭で、谷さんが子どもたちへ『探究の時間は楽しいですか?』と問いかけました。多くの子どもが手を上げましたが、中には考え込む子どももいました。谷さんは子どもたちにも分かりやすいように好きなアニメに例えて話をしてくださいました。ごく普通の小学生だった主人公が、冒険に出かけて挑戦や失敗をくり返すうちに、すごく活き活きとした毎日を過ごしている姿に感動した、と。だからこそ、挑戦や失敗を経験できる探究の授業は「自分の世界をもっとおもしろくするためにある」と谷さんは仰いました。
その後は、グループごとでのディスカッションや質疑応答、有志の子どもと谷さんとの対談を行いました。『探究のテーマを決めるのが難しい』、『変えたいと思うことがあるけど難しい』、『挑戦が怖い自分にアドバイスをしてください』など、子どもたちの率直な質問や相談に、谷さんは真剣に応えてくださいました。
また、谷さんも子どもたちへ『これまで何か挑戦したことはありますか?』、『SOLANに来て変わったことはありますか?』と質問をしてくださいました。答える側になった子どもたちは、『英語が好きになった』、『ドッジボール大会に挑戦した』と、ちょっと恥ずかしそうにしながらも自分自身の挑戦にまつわるエピソードを話していました。
今回の講演で、谷さんは子どもたちへ『大きくなると挑戦のハードルはどんどん上がっていく』、『小学生だからこそいろいろなことに挑戦できる』、『挑戦をした方が世界は広がる』と、温かいメッセージを送ってくださいました。年齢が近い谷さんの言葉だからこそ、子どもたちにはたくさんの学びや気づきがあったはずです。本当に貴重な機会となりました。子どもたちが挑戦する姿をこれからたくさん見られることに期待をして、教員もそのサポートに努めていきます。