教員も子どもたちと一緒に挑戦しています

■活動日　2024年5月1日(水)
■学　年　2年生・3年生

　この日はフィールドワークの行き先別にグループを作って、活動内容やその目的を具体化する活動を行いました。自分が知りたいこと、調べたいことが何かを計画書に書き出し、それらの情報を得るためにはどうするのか、と自身の行動も明確にする学習です。

　たとえば動物園や水族館へ行くとしても、たくさんの生き物がいる中で「どの生き物を見に行くのか」、「その生き物の何を調べるのか」など、活動内容が具体的になるように考えます。また、なぜそれを知りたいのか、という「目的」も一緒に考えます。子どもたちは、グループ内で友達と話し合ったり、学校内の本や新聞等で先に得られる情報を確認したりしながら、自分が知りたいこと、調べたいことをいろいろと書き出していました。

　一方で、フィールドワークの行き先を探す活動を続ける子どももいます。教員や保護者サポーターが寄り添い、思考ツールを使ってみたり、昨年度の学習の記録をさかのぼったりして、今の時点で興味があることを見つけるために対話をくり返します。それでも、自分の興味やテーマが定まらず、フィールドワークの行き先をなかなか決められない子どもが何人もいます。

　SOLANの探究学習のWebサイト「We are SOLAN Inquirers！」に、教員がこの日の振り返りを投稿しました。

　『3年生は経験があるだけにイメージが持てていましたが、2年生は初めての挑戦ということもあり、教師側からもっと具体的な資料を提示すべきであったと感じました。子どもの実態に応じた支援をすることの難しさを痛感しました。』

　教員も子どもたちと同じように思考を巡らせ、挑戦をして振り返り、また次へ繋げるというサイクルで探究学習に臨んでいます。挑戦をすることで学び、気づきを得て、子どもたちに負けないよう必死にサポートに向き合っていきます。