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探究レポート第102号

もう一度伝えたいことを考えてみよう

 2月15日(木)は1年生の探究活動の日でした。前回の授業で行った発表時間の3分を意識した発表の練習について振り返りをしたところ、「3分が長い!」、「3分は短い!」と、子どもたちそれぞれの反応がありました。また、「誰に自分の活動を伝えるのかを理解できていないのではないか」という保護者サポーターの声もありました。そこでこの日は授業の冒頭で、昨年度の1年生の発表会の写真を見せ、発表を伝える相手が1年生のクラスメイトたちと、そのお家の人たちだとしっかり伝えました。そして、改めてその人たちに“何を伝えたいのか”を考えるよう話をしました。

 その後、個々での活動をスタートすると、子どもたちはこの日もいろいろな活動に取り組んでいました。中でも<つたえる>の学習で発表の練習にチャレンジして、教員や保護者サポーターからアドバイスをもらったり、自分の発表の工夫を考えたりしていました。

 他にも、教員から改めて“何を伝えたいのか”と問われたことで、<しらべる>や<まとめる>の学習に取り組む子どももいました。海の水と川の水の違いをテーマにしている子どもは『発表会では実験したことを伝えたい』と、教員と一緒に実験をしていました。食塩を入れて海水と同じ塩分濃度にした水と真水の2つを用意して、いろいろな物を水の中へ入れていました。子どもは実験の結果を伝えたいという思いの強さから、熱心に写真や動画を撮って記録を残していました。実験をする前に想像していた結果とは違ったので、また新しい“はてな”が生まれたようです。この実験結果が発表会でどのように伝えられるのかとても楽しみです。

探究レポート|2024.02.28

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