先生たちも一緒に考えています
2月7日(水)は2年生の探究学習を行いました。今年度の授業も終わりが近づき、<まとめる>の学習を進める子どもがどんどん増えてきました。これまで書き溜めてきた情報カードを振り返るなどして、発表会のためのスライド作成に取り組んでいました。発表内容が分かりやすくなるように写真やイラストを入れる工夫をしている子どもの中には、自分で描いたイラストを入れている子どももいました。スライドの構成や文章だけでなく、デザインにもこだわっている様子から、相手に伝わる内容にしようという気持ちで取り組んでいることがわかります。
先日より新しく設けたアピールブースでは、この日もモニターを使って<つたえる>に取り組む子どももいました。多くの人に伝えたいと、周りの子どもたちに『○時になったら発表するから見に来て!』と呼びかけをしている子どももいました。友達や教員、保護者サポーターにまとめた内容を伝え、フィードバックをもらっていました。
この日の授業の冒頭では、ある子どもの学習の記録を全体に紹介しました。初めに決めたテーマについて調べていると、その過程で次々と新しい「はてな」が生まれていました。「次は“これ”を調べた」、「その次は“あれ”を調べた」と、その子どもの興味や思考が広がったり、つながったりしている様子がよく分かる内容でした。
一方で、周りの子どもたちがコツコツ、モクモクと自分の学習を進めている中でも、「何を調べたいのか分からない」という子どももいます。焦らなくても大丈夫!と教員が声をかけ、寄り添い、一緒に思考ツールを使って頭の中で考えていることを整理したり、興味がありそうな本を探してみたりしていました。子どもたち一人一人の状況に応じたサポートをしていかなければいけないと、教員も真剣に探究学習に取り組んでいます。