伝えるための工夫を考えよう

　2月1日(木)は1年生の探究学習の日でした。この日も子どもたちは、それぞれ自分の学習計画に沿って＜みつける＞＜しらべる＞＜まとめる＞＜つたえる＞の活動に取り組みました。まずは「今日何をするのか」を考え、ルーブリックを決めることからスタート。教員からも『先生からのコメントも読んで参考にしてね』と声をかけ、子どもたちが“今日やること”を明確にできるようサポートしました。

　1年生の子どもたちもスライドを作り終え、発表の練習にチャレンジする子がどんどん増えてきました。プレゼンテーション用のスライドを作ることが初めての子どもがほとんどですが、写真を入れていたり、背景の色にもこだわっていたり、クイズを盛り込んでいたりなど、スライド制作を工夫していました。『聞いてくれる人に伝えたい』という思いの強さを感じました。

　発表にチャレンジした子どもたちに対して、教員からアドバイスをしました。たとえば、昆虫をテーマにした子どもの発表では、テーマに選んだ昆虫があまり知られていない名前のため、説明よりも先に写真を大きく載せた方が伝わりやすいのではないか、とアドバイスをしていました。また、動物をテーマにしている子どもが調べた内容に対する感想を「驚いた」と言うと『何について驚いたのかが伝わっていないからもう少し詳しくまとめよう』とアドバイスをしました。教員たちが妥協することなく子どもたち一人一人と向き合う姿こそ、SOLANの探究学習の特徴の一つと言えます。