「夢中になれる」って素晴らしい!
12月15日(金)は3・4・5年生の探究の時間でした。第3クォーターも終盤に差しかかり、授業の冒頭で昨年度と今年度の探究学習を比較して振り返りを行いました。昨年度との大きな違いは、決められた発表会を行っていないことです。これについて子どもたちの意見を聞いてみると、『中間発表会などがあると“そのために活動しなきゃ…”と考えてしまう』、『中間発表会での発表準備に時間を取られて、調べる時間がなくなる』などの声が多かったです。今年度の探究学習は“じっくり”やろう、と、年度当初に子どもたちと話し合いました。今後も子どもたちがじっくり活動に取り組めるようにサポートしていきたいと思います。
今回も引き続き、グループに分かれての活動ではなく、子どもたちそれぞれの主体性に任せる形で活動を行いました。インターネットでいろいろな情報を探したり、自分のテーマの分野に詳しい教員とじっくり会話をしたりと、「コツコツ」、「モクモク」と調べ学習を進める子どもが多かったです。
そのほか、周囲の人との交流を深める活動に取り組む子どもたちもいました。ワークショップを開催したり、スライドにまとめた内容を発表したりして、教員や保護者サポーターへ積極的にアドバイスを求めていました。子どもたち同士で意見交換をしたり、評価をし合ったりする姿もありました。また、工作、料理、スポーツ、科学実験など、いろいろな分野で実践を行う子どもたちもいました。
ラーニングコモンズ全体を見渡すと、各所でいろいろな活動の様子が見えますが、どの子どもにも共通しているのは真剣な表情で学習をしている点です。自分の好きなことをテーマにしているので、みんな夢中になって活動をしています。その姿は2年生にも影響を与えています。3・4・5年生の『本当に好きなことに取り組んでいる』姿に刺激を受け、合同で探究学習を行った後に、新しいテーマを見つけた2年生が何人もいます。上級生も下級生もお互いに影響を与え合い、学び合うことでSOLAN全体の探究学習がより子どもの主体的・創造的な学びを生み出す場になるように支援していきます。