とことん調べる子どもたち
11月29日(水)は3・4・5年生の探究学習の時間。この日は5年生がフィールドワーク のために校外へ出かけました。いつもと違って3・4年生のみで授業を行いました。ちょっと少ない人数での活動でしたが、今回も引き続き子どもたちが自分で自分の活動場所を決めて取り組みました。
友達同士やグループで学習を進める子が多い中、一人で黙々と調べ学習を進める子も少なくありません。机に向かって本を読んでいる子はもちろん、ソクラテスラボやアレキサンドリアのYogiboに座って本やiPadでの資料作成を進める子もいました。心身共にリラックスしながら学習に集中できるようで、この空間は子どもたちに大人気の場所です。
実験をする子どもたちは、ボールの投げ方を調べたり、工作をしたり、ジオラマを作ったりして積極的に活動に取り組んでいました。本当に自分の興味・関心のあることをテーマにしているので、テーマが自分事となっており、とことん調べることができています。また、発表の練習をして、教員や保護者サポーターにアドバイスをもらう子も増えてきました。12月にはまた高校生との交流を予定しているので、次回に高校生と意見交流する場があることを意識して活動している子どももいました。
今回3・4年生のみで探究学習を行って気づいたことは、子どもたちから大人へ声をかける場面がちょっと少ないのかなという点でした。『今日やることは決まった?』、『何を調べているの?』と、教員や保護者サポーターから子どもたちに声をかける場面が多かった気がします。反面、自分たちで主体的・創造的に学んでいたからこそ、今日はサポーターへの関わりは必要なかったのかもしれません。ただ、サポーターは子どもを見守るだけの支援でよかったということです。
子どもたちが主体的に活動できるために、教員や保護者サポーターが子どもの学びの様子をしっかりとみとり、どのように関わったら良いのかを考え、判断し、行動していかなければならないと思いました。