学びは自分で創る!
11月14日(火)は3・4・5年生の探究の時間です。3・4・5年生の探究学習で今直面している課題は、子どもたちの活動への主体性に差が出ていることです。そのため、発表・交流スペースを設けてみたり、子どもたちと面談をしてみたり、2年生と合同探究をしてみたりなど、ここ最近の活動でいくつもの試みをしてきました。教員たちも、子どもたちと同じように悩んで、考えて、いろいろな取り組みを実践している最中です。
そしてこの日もまた、子どもたちが主体的に活動に取り組んで欲しいと、これまでにない取り組みを行いました。それは「グループを問わずそれぞれが好きなように活動の場所や内容を自分で決める」というものです。いつもは分野別のグループに分かれて活動をしていますが、今回はあえてそれを取っ払ってみようという試みです。
いざやってみると、いきなり『今日はすべて自由です!』と言われて戸惑いがあったのか、いつもと同じ場所に座って活動をスタートする子が多かったですが、自由な雰囲気を感じ取り、思い思いに動き出す子が少しずつ増えてきた印象です。
5年生の子は『ワークショップをやります』と参加者を募り、環境をテーマにしたクイズを行うなどして参加者たちと有意義な時間を過ごしていました。そこに参加していた子どもたちも、上級生の発表やプレゼンの様子を見て学びを得ているようでした。
4年生の子はモニターにスライドを映して発表をしていました。そこで、いつもとは違うグループの教員にアドバイスをもらって早速スライドに取り入れていました。
3年生の子は、発表をしている4年生に影響を受け、自身も発表にチャレンジしていろいろとアドバイスをもらって嬉しそうにしていました。
今回初めて学習のすべてを子どもたち自身に委ねてみました。これまでにはなかった子どもたちの交流がいくつも見られました。これが本来の探究学習だなと改めて感じました。「探究学習は自分たちで創る学習です。」と伝えているのにもかかわらず、教員は子どもをコントロールしている面があったのではないかと思いました。今日の活動を受けて、教員と保護者サポーターで、しっかりと“ふりかえり”をして次の活動に繋げていきます。