学習の内容を記録しよう

　11月9日（木）は1年生の探究学習の時間です。子どもたちはそれぞれ＜みつける＞と＜しらべる＞の学習を行いました。テーマが決まったり、調べ学習が進んだりすると、子どもたちは学習が楽しくなってどんどん進めていきます。それはとても良いことです。でも、SOLANの探究学習は、先へ先へと進めていくだけでは良いとは言えません。

　この日は授業の冒頭で、教員から子どもたちへ『振り返りは何のためにするの？』と問いかけました。子どもたちから『次の自分へのお手紙』という答えが返ってきて、以前から伝えてきたことが伝わっていることを確認できました。でも、『では、前の自分からのお手紙を読んでみよう！』と促すと…、『お手紙きてない！』の声がたくさん聞こえてしまいました。SOLANの探究は振り返りが不可欠。そのためには学習の記録を残すことが大切です。

　図書室の本や図鑑を見てみたり、思考ツールを使って考えをまとめたり、この日も子どもたちは自分で決めた学習を進めていました。１年生も実践の調べ学習をする子が増えてきて、水鉄砲の飛距離を測ったり、生き物の様子を観察したり、磁石を使って実験をしたりなど、学習の内容や方法が多様化してきました。取り組んだことは、しっかり記録を残して次の学習につなげて欲しいです。

　学習の最後には、毎回振り返りの時間を必ず設けています。時間になると、『振り返りを書きましょう。』と、いつものように教員は、子どもたちに声をかけます。「やったこと」、「できたこと・分かったこと」、「次にやること」、についての自分なりの学びや気づきをまなポートに書き込みます。さて、自分へのお手紙をちゃんと書けたでしょうか。

　次の探究の時間は、どのような活動風景が見られるのかとても楽しみです。