じっくり考えよう!
9月12日火曜日、3・4・5年生の探究の時間です。それぞれの探究学習に入る前に、教員から子どもたちに問いかけをしました。「先生たちが書いているコメントをみなさんは見てくれていますか?」と。この問いかけに、子どもたちからは「先生に褒めてもらえると嬉しい!やる気が出る!」、「自分だけだと活動を一面的にしか捉えられていなかったけど、先生のコメントで多面的に捉えることができる!」など、いろいろな回答が返ってきました。
子どもたちが自身で残している学習の記録に、教員は感想や意見などを記入して応えています。それがきっかけで“新しい問い”が生まれる子どもたちもいます。振り返りをしたことで生まれた問いから、次の“新しい行動”として何をするのか…、この日はそれを考える子どもたちがたくさんいました。でも、次の行動を考えるのは簡単ではありません。
それを助けてくれるのは、教員、保護者サポーターの存在や思考ツールなどの道具です。自身の問いから関連付けをしてアイデアを生み出すツール、順序を整理するためのツール、共通点や相違点を見つけて比較するツールなど、様々なツールが子どもたちの“考える”を助けてくれます。教員や保護者サポーターも、子どもたちと楽しく対話をしたり、一緒に考えや気づきなどを思考ツールに記入したりして、活動を後押ししています。
探究は「自分で創る学習」。“問い”と“行動”をくり返し、それを振り返りながら進めていくので、すぐにアイデアが出たり、結論に至ったりすることは、そんなに簡単ではありません。だからこそ、子どもたちには「じっくりやろう!」と継続して伝えています。焦らずにじっくりと、一つ一つ取り組んでいきます。