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探究レポートNO.8

盛り上がっています!全員探究!

6月2日(木)の探究学習は、いつものように保護者ミーティングをした後、7つのグループに分かれて活動しました。テーマが決まってきた子どもが多い中、「これは!」というテーマに出会えない子どももいます。

「うーん、前の授業の時に決めたテーマは、やっぱり自分が探究したいものじゃない」、「このテーマは、調べたらすぐにわかってしまうなあ」、「やりたいことがたくさんあって、しぼれない!」と悩んでいます。

そんな子どもたちは、今回マンツーマンで教師や保護者サポーターと対話しました。ある子どもには、教師が図書室の前に置いてあるたくさんの種類の雑誌をもってきて、「表紙を見て、気になるものがあったら、その雑誌をちょっとのぞいてごらん。」というアドバイスをしました。そして、「変わるお金」という見出しのある雑誌を手に取って、「そうだよな。今は、お金はカードではらうよなあ。前は現金でおかねをはらっていたのに。」と本の中に書かれていることに興味をもっていきました。「おうちの人はどう?」と聞くと、「お母さんは現金で、お父さんはカードを使うかな」と。「いずれすべてカードで支払いをするようになるのかなあ?」と聞くと、「どうなのかなあ。なぜ、カードがいいのかなあ?」と疑問も出てきたようです。

その子どもは、「なぜ、キャッシュレス化はすすむのか」というテーマでやってみようと決めました。テーマが決まったのは、探究の授業が終わりかけのころでした。「なんか今日は、今までで一番頑張った感じがする!」と満足そうな顔をしていました。ちょうどその日に校内研修の講師として来られていた東北学院大学の稲垣先生は、「2時間ぶっ通しで問いを立てるまで試行錯誤を重ねた子、ラーニングコモンズの図書を引っ張り出しながら情報カードにまとめていく子など、個人テーマなのでほんとにいろいろですね。先生方も保護者の方も子どもと一緒に探究する姿勢がつらぬかれていてすごい!授業後の保護者の皆さんのリフレクションの時間も含め、一緒に教育をつくっていく感じが素晴らしいですね。」と感想を述べられました。

 もうすぐ第1クォーターが終わります。保護者サポーターの方々の中には、仕事の都合で参加できない方もいらっしゃいます。その方々にも、情報を共有できるような仕組みづくりをしたいなと思っています。この保護者サポーター制度は、SOLAN学習(探究学習)を支える鍵になるシステムです。今後も子ども、教師、保護者サポーターのみんなで一緒にSOLAN学習を盛り上げていきたいと思います。

探究レポート|2022.06.07

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