「１年生、探究学習スタート！」そして、「２、３、４年生はとことんテーマ探し！」
５月12日木曜日から、１年生のSOLAN学習（SOLANの探究学習をこう呼びます）が始まりました。
ラーニングコモンズに集まった７８名の子どもたち。
「せんせい！どんな べんきょうするの？」と担当教師の顔をじっとみます。
インプロ（即興劇）ゲームで心をほぐした後、NHK for School（NHK eテレの公式ネット動画）から「考えるカラス」の「考える観察：アリは線をいやがる？」を視聴しました。「あれ？なぜ、線を引くととまるのかなあ？」、「何かを感じたのかなあ？」などと多くのつぶやきがありました。視聴を通して、子どもたちには「身の回りの“はてな”を探したい」という思いをもたせたいと考えましたので期待通りです。
その後、みんなでラーニングコモンズの“はてな”を探す活動に取り組みました。子どもたちは、自分の見つけた“はてな”をiPadを使って写真を撮り、先生たちに話してくれました。「このスイッチをおすと、パッと電気がつくのが不思議だなと思いました。」、「水道の蛇口をひねると水がでてくるんだけど、なぜかなと思いました。何かポンプみたいなのが中にあるのかなあ？」と見つけた“はてな”を笑顔で教えてくれました。１年生は、体験を通して問いをみつける活動に取り組みます。次回は、どこの“はてな”探しをしようかな？
一方、２、３、４年生は自分のとことん探究したいテーマを見つけるのに必死です。「うーん、何にしようかなあ」と悩んで教師に相談する子ども、「先生、このことについて調べていきたいんだけど」とアドバイスを求める子どもなど、相談する子どもが増え、教師もその相談に対して即興的に対応していかなければなりません。
「そろそろ終わりの時間だなあ。振り返りをしようか」と全体に声をかけると、「えー、もう終わり！」という子どもの声。時間が経つのも忘れて、活動に没頭している子どもと教師。協働的でアカデミックな空気が充満する心地よい時間がSOLAN学習です。
来週からは、いよいよ保護者サポーターの支援もスタートします。子ども、教師、保護者が共に学び合う仲間として創り上げる探究がどのようなものになるかとても楽しみです。
