対話を通して探究のタネをすくい取る!
5月6日金曜日のSOLAN学習での教師と子どもとの会話。
子ども:ぼくはマジックをテーマにしたいです。
教 師:なぜ、マジックなの?
子ども:友達がマジックの話をしていて、なんか面白そうだなと思って、マジックショーのYouTubeをみたら、すごく楽しかった。それで、なぜ、マジックは人を楽しくするんだろうと疑問をもったから、調べようと思いました。
教 師:じゃあ、テーマは・・・・・。
子ども:「なぜ、マジックは人をよろこばせるのだろうか。」
教 師:マジックの人を楽しませるしかけみたいなものを調べていくのかな
子ども:はい!
教師は、このように一人ひとりの子どもと対話します。一見マジックを調べても・・・と思ってしまいますが、子どもにとっては、人を喜ばせるのはなぜかという問いをどうしても明らかにしたかったのです。きっとこの子どもは調べ学習後、実際に自分でマジックをやってみて、友達の反応を調査するのではないかと思います。
また、友達との対話を通して、テーマを焦点化していく子どももいます。時には、「それを調べてどうしたいの?私は興味がないな」という友達からの厳しい意見もあります。 このように、教師や友達との対話は、テーマ決定までのプロセスにおいて、とても重要なツールです。 身の回りにたくさんころがっている探究のタネ。それをすくい取るための手立ての一つが対話なのだと思います。次の時間も探究のタネを探し、テーマをみつける活動です。
今年は、昨年度の子どもたちの反省をもとに、課題設定に時間をかけてじっくり取り組んでいます。