探究のタネを探そう！
今日は、昨年度のリフレクションをもとに、一人ひとりテーマを「みつける」段階の目標を決めました。探究学習で一番重要なのは、課題設定であるこの段階だと考えます。子どもは、自分なりに漠然とした興味・関心をもっており、これをできるだけ明確にしていくことが重要です。
もしテーマが自分自身の興味・関心と結びつかないものであれば、その探究はやらされ感しかなく、自分で創る学びにはつながりません。そのためには、テーマ設定にしっかりと時間をかけることが重要です。しかし子どもたちは、「すぐにできそう、やりたい」という思いから、時間をかけずに先へ進みがちです。
ここで、教師が介入し、「情報収集の見通しを持てるくらい具体的なテーマか」、「実現できそうなテーマか」等を問いかけるなどの対話を通して、考えを明確にする支援が必要とされます。
今日は、NHK for Schoolの動画クリップと自作資料の「みつける」段階のヒントカードを使って、子どもと話し合いました。探究のタネをどのようにみつけるか、そのタネをどのように育ててテーマを設定するのかについて、昨年度の「みつける」活動と関連づけて、具体的な目標を立てていきました。４月に転入してきた子どもたちも、テーマの見つけ方がイメージできたようです。次回は、本格的に課題設定段階がスタートします。子どもたちは、どのようなテーマを追究したいと考えるのでしょうか。今から楽しみです。
